エーゲ海での独自魚影調査~の続き。 (^^)
基本的に、ヨーロッパ全体において日本よりも圧倒的に釣れない。
釣れないからこそ、逆にバカバカと釣れちゃうとますます魚がいなくなってしまうから
だから釣果よりも釣り方のスタイルにこだわる、「武士道」みたいな紳士的な釣り、
フライフィッシングが生まれたんじゃないか・・・なんて勝手に思っちゃう。
そんな釣れないヨーロッパの奥の奥の袋小路のどん詰まりの所のエーゲ海。。。
たかだか15分釣り糸を垂らして見ただけだけども、その絶望的な魚影の薄さには
なんだかちょっと背筋が寒くなった。
ご当地風に「シエスタ」とか言いつつ不貞寝しに行った浜ちゃんとは別行動で
suisuikichiは一人島をブラブラしてみたのだけど、ふと見ると
次々に漁船が帰ってくるではありませんか。
ここは一つ、「港、港に男を作ろうプロジェクト」を兼ねて、プロの漁獲をチェック、チェッーク!

・・・しに来てみたものの・・・、どの船もめぼしい獲物はゼロ!
大きな網をいくつも山積みにしているのに、全部の網から掻き集めても一船で
コンビニでもらうくらいの小さなビニール袋に小魚が一杯程度。。。
唯一、大物をGETしていた漁師さん↓。

大物と言っても・・・ウツボが一匹、写真中で捌いているエイが一匹。以上。
「原油高」が問題になっている昨今、こんな釣果で父ちゃん、明日はどうするんだいっ!?
なんて本気で心配になってしまった。
「ねぇ、そのエイ、どうするの?」と聞いてみると、自分で食べるんだとか。
調理法を聞いてみると、ヒレの部分を干すんだって。エイヒレかぁ~。ふーん。
話をしながら漁師さんは捌いていたエイの内臓を海にポイッ。
漁師さんが捨てたそのエイの内臓を何気なく見て、
suisuikichiは血の気が引くほど恐くなった。
普通ね、こういう港では、
帰ってくる漁船のエンジン音を聞きつけて魚の群れが港の中に集まってくるの。
そうなのよ。そうなのさ。そうなのだっ。
なぜなら、漁師さんは毎日こういう風に船の上で魚を捌いて内臓を海に捨てるから、
それを目当てに魚たちが集まってくるわけ。
つまり、池のそばでパンパン♪と手を叩いてから鯉に毎日餌を与えていると
パンパン♪と手を叩いただけで鯉が集まってくるのと同じように
港の方向に入っていくエンジン音がした場合は「おこぼれ」に預かれるって魚たちはよく知ってて
こんな港の中に???って驚くような大きな魚も船の周りをウロウロしているものなのね。
釣りをしない方たちのためについでに言うと、そういう風に
「おこぼれ」を狙った魚が港に入ってくるということを釣り人たちもよく知っていて、
漁船が帰ってくる時間帯になると、
「おこぼれ」に預かろうとする魚を釣ろうとする釣り人たちも
ワラワラと集まってきたりもするものなのね。笑
パンパン♪と言う手を叩く音に吸い寄せられて集まった鯉を狙って鷺が集まる
・・・みたいな感じ?
それが現代の健全な港の姿だとsuisuikichiは思ったりする。
けど、ここクレタ島の港では・・・・・・

エイの内臓を引っ張り合う姿も哀れに思えてくるような小魚がいるのみ。
なんだろう、この海はっ!
海全体が死んでる?
海の色が綺麗なのが余計に恐くもあり。

日本は海流のぶつかり合う場所のど真ん中にあるから
獲っても獲っても次々に魚が運ばれてきて、
こんな心配をするほどまでには至ってないけども
エーゲ海の鏡のように静かな緑の水面に教わることは多いような気がした。
言葉を失ってボンヤリとたたずんでいると、漁師さんが「キャッチ!」と言って
網にかかっていた貝をポーンと投げてくれた。
やどかり??
「食べるの???」とsuisuiが聞くと、「違うよ!」と漁師さん。
乙女チックな顔をしてウットリ口調で
「耳に付けて貝の音を聞いて、海の音を思い出したりさー、眺めて楽しんでよ。プレゼントだよ」
とのこと。
「中味のやどかりを取り出してあげるから、もう一度投げろ」と言うのでThrow back。
ドン!ドン!ドン!とまな板にぶち当てて、生きてるやどかりを無理矢理追い出す。ひゃーっ

あ、ありがとう~。(^^;)
その後も、網にかかった海綿をくれて、「スポンジだよ。お風呂で使って」など。
本当にいい人でした、クレタの漁師さん♪
両手一杯にお土産を持ってホテルに引き返す途中、
通りがかったお土産やさんを覗いてみると、、、
店先には・・・・・・やどかりの貝とスポンジが並んでいた。爆
ヤドカリの貝は大きいのが1個3ユーロ、小さいので2ユーロで売っていた。
よく分からないけども、クレタの漁師さん達の貴重な現金収入源は
網にかかったヤドカリの貝とスポンジ、珊瑚などなのかも知れない。

・・・なんだかちょっぴり切ない旅の思い出になってしまったのでありました。